親鸞会
仏教講座
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このように、受け難い人身を受けたということは、人間界に出なければ果たせない重大な問題があるということなのです。人間には大切な聖使命があって、それを達成するために生まれ来たということなのです。
その唯一の聖使命とは、真実の仏法、阿弥陀仏の本願を聞信し、魂の解決をするということなのです。これを仏教では信心決定と申します。
しかもこのようなことは何億年に1度しかめぐって来ない絶好のチャンスなのです。かくて、仏法を聞き絶対の幸福を獲得した時こそ、人間に生まれた本当の有り難さ、尊さが分かるのです。仏法を聞き開かぬ限り人間に生まれた喜びなど絶対に分かるものではありません。
以上のことを釈尊は「人身受け難し、今すでに受く。仏法聞き難し、今すでに聞く。この身、今生に向かって度せずんば、さらにいずれの生に向かってかこの身を度せん」とおっしゃっていられますが、よくよくかみしめて味わってください。
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